ふすま、掛軸、屏風、額などの表装において、新調、仕立て直し、修理、修復を行っています。当店での企画品についてはネット販売もしています。絵画や書などの作品があるけどどうしたらいいのかわからないという方のご相談もお気軽にどうぞ。
表具泉成【ひょうぐせんなり】は、書画(本紙)を掛軸や額、屏風、襖などに自家製の糊を使用して仕立て上げる表具工房です。
表具作業一級技能士 浅井孝氏【あさいこうじ】が本紙の状態を見極め、紙や裂地、木や紐、糊や水を駆使して、仕立てる季節や本紙が制作された時代、飾られる場所などを考慮しながら丁寧に仕立て上げます。
京都での6年半の修業中に、京都表装競技会表展賞や表装展覧会京都商工会議所会頭賞を受賞、後に岡崎市の表装訓練学校を卒業、技能士1級や職業訓練指導員の資格を取得し、表具師となって三十年以上が経ちました。
「泉の水の様にアイデアや経験があふれる程に湧き出てくる、 そんな表具師になりたい」という想いを込めての命名となりました。
掛軸でも額でも屏風でも襖でも同じものを作ることはめったにありません。どちらにしても手で作るのですから、同じ様に作っていても同じものはできません。
新作の場合、託してくれた作家の好みや傾向をとらえ、裂地や紙を選び抜き、柄合わせをし、これから飾られるであろう年月を思いながら、紙に天然染料や顔料で染めたり、箔押ししたり、雲母(きら)引きをしたり、自らのセンスと経験をフル稼働して表装しています。
古書画を修復するときには、虫喰いや劣化部分を補うため同じ色合いになる様に紙や裂地に時代を付けたり、矢車の実(やしゃのみ)を煎じて染めたり顔料で劣化した色を補ったり、布の金飾を削り落したりなど、過ぎ去ってきた時と現代を埋める作業を時間をかけてゆっくりと行います。
いつも「急がば廻れ」の精神で作業を行っています。
本紙と紙、紙と布、紙と紙をくっつける糊には、自家製の小麦粉糊を使用しています。十年程寝かした糊を古糊(ふるのり)と言います。粘り気が抜けたこの糊を古い絵画や書の修復に使用し、柔らかい表装に仕上げます。
順番に裏打ち紙を取り除き、表具自体の解体を行い、肌裏の除去の有無を見極め、乾燥、本紙の修復、沈糊作り、補紙、補裂地、裏打ちなどの工程を経て、修復の場合は元の表具の様に付け廻しをし、総裏を打ち、軸棒や風帯などを付けます。複雑な数十の工程を経て、ひとつの表具が完成します。
気温や湿度に気を配り、一年以上の月日をかける場合もあります。表具泉成は、後世に残る様な、そして自らも欲しいと思えるものを作りだすことをモットーに、表装作業の全ての工程に全霊を注ぎこむ表具店です。
オーダーメイド価格について
当店では、基本的にオーダーメイドにて襖(ふすま)・掛軸・屏風・衝立・額装などの表装を承っております。
例えば、
障子張り替え 1本 4,500円~
ふすま張り替え 押入1本 3,800円~
ふすま新調 押入1本 15,000円~
掛軸新調 一幅 35,000円~
掛軸仕立て直し 一幅 55,000円~
衝立張り替え 両面1本 20,000円~
衝立新調 両面1本 100,000円~
風炉先屏風張り替え 50,000円~
風炉先屛風新調 130,000円~
上記はあくまでも一例なので、選ぶ紙や布、下地の価格、修復の具合などによって少しずつ見積もりが変わりますのでご了承ください。
まずはメールやお電話等でお気軽にご連絡ください。
配達エリア:岡崎市・豊田市・安城市
上記以外のエリアのお届けに関しまして宅配等を利用させていただきます。
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~一級技能士検定 合格証書~
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~京都表装競技会 表展賞~
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~表装展覧会 優秀賞~
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~愛知県技能コンクール 優勝~
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~訓練指導員免許証~
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~京都表装展新聞記事~
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~岡崎市額田町 合併協定証 外面~
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~岡崎市額田町 合併協定証 内面~
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~岡崎観光展 京都にて~
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古物商許可証第543859303100
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美術品商許可証第543859606100
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~泉成工房内の様子~
**襖・掛軸等のご相談の場合は、基本的には設置予定場所へ伺い、周りの雰囲気等を確認させていただいております**
**泉成工房への訪問をご希望の場合は不在のときもありますので必ず事前にお電話またはメールにてご相談くださいます様お願いいたします。**
掛軸・額・屏風・襖・障子・古書画修復・洗ひ・シミ落とし
【かけじく・がく・びょうぶ・ふすま・しょうじ・こしょがしゅうふく・あらい・しみおとし】
表具 泉成【ひょうぐせんなり】
代表 浅井孝氏【あさいこうじ】
〒444-3162 愛知県岡崎市新居町稲葉33
TEL 0564-46-1625
FAX 0564-27-7088
hyougu.sennari@gmail.com